“どんな施術をするのか”
初めて行く治療院に対しては色んな不安がつきまといます。
まして、初めて鍼・灸の施術を受けるとなれば尚更でしょう。
当治療院では、患者様の身体の状態に応じて施術を行うため、
これといった特別な施術メニューはありませんが、
大まかな施術の流れのようなものはあります。
まず、患者様からの訴え(痛みやしびれ、気になっている身体の状態など)を伺った上で、
〇脉診(東洋医学上の脈。脉は身体の今の状態をよく現しています)
〇腹診(腹部を診ます。腹部には身体の色々な情報の宝庫です)
〇背診(背部を診ます。腹部同様、背部にも身体の情報が現れています)
を行い、併せて足(温度や状態)や身体の傷(手術などの大きな傷だけでなく、
子供の頃の古傷や帝王切開などの傷も)、姿勢など身体の各部分を
触診(触って確認、観察)。随時、問診も織り交ぜながらすすめていきます。
主訴(患者様がいちばん気になる点)を緩和・改善していくためには、
過去から現在に至るまでの間に、身体に起きたことを様々な角度から
“情報収集”していく必要があります。
一見、主訴とは関係ないように思えることも何らかの繋がりがある場合があります。
身体は履歴書のようなもので、治ったと思っている傷や症状も
完全には消えずに、影響を残していくことが多いです。
身体に何かが起きれば、そこから状態は変化します。
体質や遺伝的なことも、問診を通してお伺いしていくことになります。
そうして、患者様からのお話をもとに施術をすすめていくことになります。
どうしても全身的な施術になってしまうのは、
出来るだけ良い状態の身体へと底上げしていくことで、
改善していく力を高めたいというのがあります。
当治療院は、はり・きゅう・マッサージの治療院なので地道な手作業がベースです。
丁寧な問診、施術を通して、患者様のご希望に少しでも添えればと考えています。
よろしくお願いします。