この治療院には特別なコースはありません。
鍼灸とマッサージの組み合わせ、とてもシンプルです。
患者様の訴えを聞いて施術をしますので、
ご自分のお身体のこと、気になることなどお話しして下さい。
一見、関係ないと思うようなことが、施術のヒントになることもあります。
逆に気になること、不明な点などあれば聞いて下さい。
また、
歩行困難などで通院できない方を対象に健康保険枠での
訪問リハビリマッサージも医師の同意書があれば可能です
脳梗塞後遺症やパーキンソン病などで在宅での施術を
ご希望の患者様やご家族の方で、ご関心のある方がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問合せ下さい。
(ケアマネージャーさんを通してのお問合せでも結構です)
◆鍼
当治療院では鍼もシャーレ(鍼皿)も使い捨てのディスポーザブルを使っています。
鍼はステンレス製で髪の毛ほどの細さです。
鍼初心者の方が想像するような“ブスっと刺される感じ”
ではないと思います。症状により、パルスという電気を流すこともあります。
鍼は、マッサージでは届かない深部の筋肉をほぐしたり、
神経にアプローチして血流を促しますので、
ひどいコリや神経痛、冷えなど、幅広く対応できます。
また、刺す鍼に抵抗のある方などには
「鍉鍼(ていしん)」という皮膚に接触させるタイプの鍼を用いることも出来ます。
小児にも用いる鍼で、チタン製なので金属アレルギーの方でも
比較的安心して使えます。
◆灸
ご存じの方も多いと思いますが、
お灸の原料であるモグサは、ヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製したものです。
2000年以上の歴史があり、『三国志』の中にはすでに記述があった、とか。
ヨモギ自体、生命力のある植物で、ヨーロッパでは“ハーブの女王”
とも呼ばれるそうです。
そんなヨモギから作られたモグサも薬効成分が豊富。
身体を温めたり、胃痛、胸やけ、下痢、便秘、解熱、止血
などに幅広く使われてきました。
お灸の温熱刺激で皮下の血管やリンパが刺激を受け血液循環や免疫力が向上します。
お灸特有の香りや皮膚に着いた成分にも身体にとって良い効果があります。
何となく苦手意識を持っている方にもぜひ試してみて頂きたいです。
当治療院では、基本的にお灸の下に台座の付いたものを使います。
肌とお灸との間にある台座を介して熱を伝える“間接灸”というものです。
また、『箱灸』という箱の中でモグサを燃焼させ、身体の幅広い範囲を
温めるタイプのものも使います。
いずれのお灸も、身体の痛い部分や全身に用いて、血液循環の改善を促し、
症状を緩和します。
鍼と一緒に用いることで相乗効果が得られます。
◆(あんま、指圧)マッサージ
単に気持ちが良いだけのものではなく、症状が改善していくことを目的に行います。
筋肉をほぐし、血行を促し、関節可動域を広げ、
楽な身体、動かしやすい身体に近づけます。
普段、気にも留めてない身体の部分が意外と硬かったりするかもしれません。
よくほぐれてから、ストレッチなどを組み合わせたりします。